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校長より

校長  東 則尚
御挨拶 
ー進化する徳風スタイルー
 
 三重徳風学園のホームページを御覧いただき、ありがとうございます。
 本学園は、徳風高等学校(通信制)と徳風技能専門学校の2校を設置し、他校にはあまり見られない多くの特色ある仕組みや取組を活用しながら、多様な教育活動を展開しています。私たちは、それを「徳風スタイル」と称し、その進化を遂げ続けることで「目指す学校像・生徒像」を実現していこうと、教職員一丸となって教育実践に取り組んでいます。
 さて、年度当初の重要な仕事の一つに「学校経営シート」の策定があります。前年度の成果や反省を踏まえ、どのような改革・改善を行なって更なる充実・発展を目指すのか、そのために何に取り組むのかなどを、校内組織の各主任と協議しながら取りまとめる仕事です。このシートの冒頭に、「ミッション・ステートメント(使命宣言)」を昨年度から掲載しております。私達教職員が、どのような教育実践を行うことを使命とするのか、それを短い一文で表したもので、「私たちは、生徒の自尊感情を高める実践を追求します。」といたしました。
 私は、「自立と社会参加」こそ、本学園の生徒に実現してほしい最も重要な目標だと考えています。何故なら、卒業後は、実社会の中で自立した生活人・職業人として自分の人生を歩んでいってほしいと強く願うからです。生徒が「自立と社会参加」を果たすためには、「自尊感情」すなわち「自分もやればできる」という自信が必要です。それは、次のように実感できる学習体験を通じて確実に高まっていきます。
○「できなかったことや諦めていたことができるようになった。」
○「得意だったことがもっと得意になった。」
○「どんな問題でも関連する知識や情報を得て努力・工夫すれば、ある程度は解決できる。」
○「集団の一員として自分は確かに役立っている。」等
 「自尊感情」は、成功体験や努力が報われた時に得られる達成感がなければ高まらないというものではありません。何かに失敗した時や問題行動を起こした時でも、自分を見つめ直し、自分と真正面から向き合い、反省し、自分を良い方向に変えていくことができれば高まっていきます。「自尊感情」は、あらゆる教育活動を通じて高めることができると考えています。
 本学園は本年度も、生徒たちが着実に「自尊感情」を高めていくことができるよう、日々の教科・科目の授業や各コースの専門的な学習活動の充実を図るとともに、公文式教材を活用した自学自習方式の「積上げ学習」、「ソーシャルスキル」(他者と良好な関係を形成・維持していくための知識・技能)や「ライフスキル」(社会生活・職業生活等に必要な基礎的な能力)を身に付けるための授業、福祉施設・特別支援学校等でのドッグセラピー活動、市民対象パソコン講座等の社会体験活動など、多様な教育活動に取り組んでまいります。どうか、本学園の教育活動に変わらぬ御理解、御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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